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住まいのお役立ち情報

2026.09.04(更新日:2026.09.04)

【比較表】リフォームとリノベーションの違い5つ|費用・期間・工事範囲で解説

リフォームとリノベーションの違い5つ

リフォームとリノベーションの違いは、工事の目的と範囲にあります。傷んだ部分を元の状態に戻すのがリフォーム、間取りや性能まで見直して暮らしに合わせてつくり替えるのがリノベーションです。

名古屋市で直近3か月に成約した中古マンションのうち約4割は築31年以上で、平均価格は1,319万円でした(市全体の平均は3,009万円/2026年5月〜7月・中部レインズ)。築年数の経った物件を選んで手を入れる進め方は、名古屋ではもう珍しくありません。だからこそ、ふたつの言葉の違いを知っておくと物件選びの見え方が変わります。

この記事の要約

  • リフォームとリノベーションには法律上の明確な定義がなく、会社によって呼び方が異なります
  • ふたつの違いは、目的・工事範囲・費用・工事期間・設計の自由度という5つの視点で整理できます
  • 「間取りを変えたいか」「住みながら工事したいか」など、3つの基準で自分に合うほうを選べます

くらココ。では名古屋エリアの中古マンションを約7,000件掲載しています。会員限定の非公開物件もありますので、気になる物件があればお気軽にご覧ください。

この記事は、宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー・マンションリノベーションアドバイザーの有資格者が集まるくらココ。編集部がお届けします。名古屋の中古マンションに特化して10年、累計10,000組以上のご相談をいただいてきました。

目次

リフォームとリノベーションとは?まずは言葉の定義を確認する

ふたつの言葉は、住まいに手を加えるという点では共通しています。ただし、目的や工事の規模によって使い分けられているのが一般的です。まずはそれぞれの意味を確認していきましょう。

リフォームとは|傷んだ部分を新築時の状態に戻す工事

リフォームは、老朽化した部分を直して元の状態に近づける工事を指すことが多いです。

たとえば、次のような内容が代表例として挙げられます。

  • 古くなった給湯器やキッチンの交換
  • 傷んだ壁紙やフローリングの張り替え
  • 浴室やトイレの設備更新
  • 外壁や屋根の塗り替え

英語の「reform」は、本来は改良や改善という意味を持つ言葉です。日本では住宅の改修を表す表現として広く定着してきました。経年による劣化というマイナスの状態を、ゼロに戻す工事、と説明されることもあります。

リノベーションとは|住まいの性能や価値を高める工事

リノベーションは、住まいの機能や価値を高める改修を指す言葉として使われています。

具体的には、次のような工事が当てはまるとされています。

  • 壁を撤去して間取りを変更する
  • 給排水管や電気配線を新しくする
  • 断熱材や窓を入れ替えて住宅性能を高める
  • 内装全体のデザインを統一する

英語の「renovation」は、刷新や修復といった意味を持ちます。元に戻すだけでなく、暮らしに合わせてつくり替える点が特徴です。ゼロの状態からプラスを生み出す工事、と表現されるケースもあります。

実は法律上の明確な定義はない|国土交通省の考え方

ここで知っておきたいのが、法律で定められた明確な定義はないという点です。

国土交通省の考え方

国土交通省は「長期修繕計画作成ガイドライン」の中で、マンションで実施する工事を性質によって分けています。

工事の区分 ガイドラインでの位置づけ
修繕工事 建物や設備の性能・機能を、新築時と同等の水準まで維持・回復させる工事
改良工事 区分所有者の要望などに応じて、建物や設備の性能を向上させる工事

回復させるのが修繕、向上させるのが改良、という整理です。この考え方は、リフォームとリノベーションの対比とよく似ています。

それでも呼び方は会社ごとに変わります

ただし、これらはあくまで業界団体や行政による整理です。法的な線引きではないため、同じ工事内容でも会社によって呼び方が変わることがあります。「リノベーション」と案内された工事が、実際には設備の交換が中心だったというケースも起こり得ます。

この曖昧さが、依頼する側とされる側の認識のずれを生む原因になりがちです。だからこそ、言葉そのものより工事の中身を確認する姿勢が大切になります。

【一覧表】リフォームとリノベーションの定義まとめ

ここまでの内容を、表に整理しました。

  リフォーム リノベーション
語源の意味 改良・改善 刷新・修復
状態の変化 マイナス → ゼロ ゼロ → プラス
一般的な位置づけ 原状回復 価値の再生
工事後のイメージ 新築時の状態に近づく 暮らしに合わせてつくり替わる
近い考え方(国交省) 修繕工事 改良工事
法律上の定義 なし なし

【比較表】リフォームとリノベーションの違い5つ

ふたつの言葉は、5つの視点で整理すると違いが見えてきます。まずは全体像を表で確認しましょう。

比較項目 リフォーム リノベーション
①目的 不具合の解消・原状回復 暮らしに合わせた再設計
②工事範囲 部分的(設備・内装) 全体的(間取り・配管・断熱まで)
③費用の目安 数十万〜数百万円 数百万〜1,000万円超
④工事期間 数日〜1か月程度 2〜3か月程度
⑤設計の自由度 低い(既存の間取りが前提) 高い(間取りから見直せる)

ここからは、5つの違いをひとつずつ見ていきます。

違い①目的|「元に戻す」か「新しくつくる」か

もっとも大きな違いは、工事の目的です。

リフォームは、困っている箇所を解消することが目的になります。給湯器が壊れた、壁紙が汚れてきた、といったきっかけで検討されるケースが多いです。今の暮らし方は変えず、不便な部分だけを取り除く進め方といえます。

リノベーションは、これからの暮らしに合わせて住まいをつくり替えることが目的です。子どもの成長で部屋数を見直したい、在宅勤務のスペースがほしい、といった動機から始まることが少なくありません。

判断のヒント:今の間取りに不満がなければリフォーム、暮らし方そのものを変えたいならリノベーション、という考え方が目安になります。

違い②工事範囲|設備交換で終わるか、間取り・配管まで及ぶか

目的が違えば、手を入れる範囲も変わります。

工事の対象 リフォーム リノベーション
設備の交換 含まれる 含まれる
内装の張り替え 含まれる 含まれる
間取りの変更 含まれないことが多い 含まれる
給排水管の更新 含まれないことが多い 含まれる
電気配線のやり直し 含まれないことが多い 含まれる
断熱材・窓の入れ替え 含まれないことが多い 含まれる

リフォームは、目に見える部分の工事が中心になりがちです。設備を新しくして、内装をきれいにする。ここで完結することが多いといえます。

リノベーションでは、壁の内側や床下まで手が入ります。壁を解体して構造や配管の状態を確認できる点が、大きな特徴です。築年数の経った物件では、この機会に配管をまとめて更新するケースもよく見られます。

なお、マンションの場合は工事できる範囲に制限があります。

違い③費用|工事内容別に見る金額の目安

費用は、工事の内容によって段階的に変わります。目安は次のとおりです。

工事内容 費用の目安 分類されやすい呼び方
トイレ・洗面台の交換 15万〜40万円 リフォーム
キッチンの交換 50万〜150万円 リフォーム
浴室(ユニットバス)の交換 60万〜150万円 リフォーム
水回り4点の交換 150万〜400万円 リフォーム/部分リノベ
内装+水回りの一新 300万〜700万円 部分リノベーション
スケルトンからの全面改修 800万〜1,300万円 フルリノベーション

※専有面積60〜80㎡を想定した参考価格帯です(2026年8月時点・くらココ。取扱実績をもとに作成)。物件の状態や仕様により金額は変わります。

表を見ると、同じ「水回り4点の交換」でも呼び方が分かれることがわかります。ここが認識のずれが起きやすい部分です。

費用が変わる主な要因は、次の3つとされています。

  1. 間取り変更の有無:壁の撤去や補強が加わると費用が上がります
  2. 設備・素材のグレード:選ぶ仕様により数十万円単位で変動します
  3. 配管や構造の状態:解体後に追加工事が必要になる場合があります

広さ別・グレード別のより詳しい費用は、名古屋で中古マンションを買ってリノベーションするといくらかかる?で解説しています。

違い④工事期間|住みながら可能か、仮住まいが必要か

工事範囲の差は、そのまま期間の差になります。

工事内容 期間の目安 住みながらの工事
トイレ・洗面台の交換 1〜2日程度 可能なことが多い
キッチン・浴室の交換 3日〜1週間程度 可能なことが多い
内装の張り替え(全室) 1〜2週間程度 部屋ごとの調整が必要
フルリノベーション 2〜3か月程度 難しい

フルリノベーションでは、仮住まいの費用と引っ越しの手間が発生します。工事費だけでなく、この分も予算に含めておくと計画が立てやすくなります。

期間の差は、暮らしへの影響の差でもあります。住みながら進めたい方には、部分的な工事のほうが向いているといえるでしょう。

違い⑤設計の自由度|デザインの統一感に差が出る理由

最後の違いは、どこまで自由に決められるかです。

リフォームでは、既存の間取りが前提になります。設備や内装は選べますが、部屋の配置は変えられません。また、工事した箇所としていない箇所で、質感の差が出ることもあります。

リノベーションでは、間取りから考え直せます。壁の位置、収納の量、動線のつくり方まで、暮らし方に合わせて設計できるのが特徴です。内装全体を一度に仕上げるため、部屋ごとの印象がそろいやすいという面もあります。

一方で、決めることが多くなるのも事実です。設備や素材を一つひとつ選ぶ工程には、それなりの時間がかかります。自由度が高いことは、検討の手間が増えることでもあると考えておくとよいでしょう。

リフォーム・リノベーションのメリットとデメリット

どちらにも向いている場面と、注意しておきたい面があります。ここで整理しておきましょう。

  リフォーム リノベーション
メリット ・費用を抑えやすい
・工事期間が短く済む
・住みながら進められることが多い
・仕上がりを想像しやすい
・間取りから見直せる
・断熱性や設備の性能を高められる
・内装全体のデザインをそろえられる
・壁の内側の状態を確認できる
デメリット ・間取りは変えられない
・デザインの統一が難しい
・後から別の箇所で工事が必要になる場合がある
・費用が高くなりやすい
・工事期間が長い
・仮住まいが必要になる
・建物の条件による制限がある

不具合のある箇所がはっきりしている場合、リフォームは無理のない選択肢になります。ただし、工事した部分としていない部分で差が目立つこともあります。数年後に別の箇所で工事が発生し、結果として費用がかさむケースもあるようです。

リノベーションは、暮らし方に合わせてつくり替えられる点が魅力です。壁を解体するため、配管や構造の状態を確認できる機会にもなります。一方で、費用と時間の負担は大きくなります。マンションでは、構造や管理規約によって希望どおりに進められないこともあります。

どちらが優れているという話ではありません。目的と条件に合うほうを選ぶ、という考え方が現実的です。次の章では、その選び方を3つの基準に分けて見ていきます。

リフォーム・リノベーションと混同しやすい言葉を整理する

住まいの工事には、似た意味の言葉がいくつもあります。広告や見積書で目にしたとき、迷わないよう整理しておきましょう。

修繕・改修|工事の性質を表す言葉

「修繕」と「改修」は、主にマンションの管理や工事の現場で使われる言葉です。

国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインでは、性能を新築時の水準まで戻す工事を修繕、性能を向上させる工事を改良として区別しています。改修は、この両方を含む広い意味で使われることが多いです。

言葉 意味合い 近い言葉
修繕 元の性能に戻す リフォーム
改良 元より性能を高める リノベーション
改修 修繕と改良の両方を含む 両方

なお、マンションの「大規模修繕」は共用部分の工事を指します。エントランスや外壁、屋上などが対象で、管理組合が主体となって進めるものです。自分の部屋(専有部分)の工事とは別のものと考えてください。

改装・スケルトンリフォーム|広告で見かける言葉

「改装」は、内装を新しくする工事を指して使われることが多い言葉です。店舗の工事でよく使われますが、住宅の広告に登場することもあります。

「スケルトンリフォーム」は、内装をすべて解体して構造体(スケルトン)の状態に戻す工事を指します。名前にはリフォームと付いていますが、工事の規模はフルリノベーションとほぼ同じです。言葉の印象と実際の規模が一致しない例といえるでしょう。

フルリノベーションと部分リノベーション|同じ「リノベ」でも規模が違う

リノベーションのなかにも、規模による分け方があります。

  • フルリノベーション:住まい全体を対象にした改修。間取りの変更や配管の更新を含むことが多い
  • 部分リノベーション:範囲を絞った改修。水回りと内装だけ、といった進め方

どちらも明確な定義があるわけではありません。会社によって線引きが異なる点は、リフォームとリノベーションの関係と同じです。

【図解】工事規模で並べた言葉の位置づけ

ここまでの言葉を、工事の規模順に並べると次のようになります。

境目はゆるやかで、はっきり分かれているわけではありません。どの言葉が使われているかより、どこまで工事するかを確認するほうが確実です。

リフォームとリノベーション、どちらを選ぶ?3つの判断基準

違いがわかっても、自分にどちらが合うのかは別の話です。ここでは3つの基準に絞って考えてみましょう。

判断基準①今の間取り・動線に不満があるか

最初に確認したいのは、間取りへの不満です。ここが判断の分かれ目になります。

次のような点が気になっている場合、間取りの変更を検討する価値があります。

  • リビングが狭く感じる
  • キッチンから洗面所までの移動がしにくい
  • 使っていない部屋がある一方で、収納が足りない
  • 家族構成が変わり、部屋の使い方が合わなくなった

こうした不満は、設備を新しくしても解消されないことが目立ちます。壁の位置そのものが原因だからです。

反対に、間取りには満足していて設備の古さだけが気になる場合、部分的な工事で十分なケースもあります。壁を動かす必要があるかどうかが、ひとつの目安になります。

判断基準②目的は「困りごとの解消」か「暮らしの見直し」か

次に、工事を考えたきっかけを振り返ってみましょう。

きっかけ 向いている進め方
給湯器が故障した 部分的な工事
壁紙の汚れが気になる 部分的な工事
子どもが生まれる・独立する 間取りの見直し
在宅勤務のスペースがほしい 間取りの見直し
中古物件を買って住み始める 間取りの見直し

困りごとが起点なら、その箇所を直せば目的は果たせます。一方、暮らし方の変化が起点なら、住まい全体を見直したほうが納得しやすい結果になりやすいです。

中古物件を購入する場合は、住み始める前が工事のしやすいタイミングとされています。家具を運び込む前なので、大きな工事も進めやすくなります。なお、新築と迷っている段階の方は、「中古+リノベーション」は新築より満足度が高い?3つの選択肢を比較して考えるもあわせてご覧ください。

判断基準③住みながら工事したいか、仮住まいが可能か

3つ目は、暮らしへの影響です。ここは見落とされやすい点です。

大規模な工事では、2〜3か月ほど別の住まいが必要になります。この間に発生するのは、次のような負担です。

  • 仮住まいの家賃
  • 引っ越し費用(往復で2回分)
  • 荷物の一時保管費用がかかる場合もある

こうした負担が難しい場合、範囲を絞った工事を選ぶという判断もあります。今の住まいで工事を検討している方は、工事費だけでなく仮住まいの分まで含めて考えておくと計画が立てやすくなります。

なお、中古物件を購入してから工事する場合は、入居前に工事を終える流れになります。仮住まいの心配は少なくなりますが、購入からの入居までに期間がかかる点は押さえておきましょう。

【フローチャート】あなたに向いているのはどちら?

3つの基準を、順番にたどれる形にまとめました。

あくまで大まかな目安です。物件の状態や予算によって、当てはまらないこともあります。

【くらココ。の相談現場から】言葉の違いでつまずきやすい3つの場面

ここからは、名古屋で中古マンションのご相談を受けてきたなかで、実際によく見られる場面をお伝えします。

場面①「思っていたより費用がかかる」と気づくタイミング

ご相談のなかでよくあるのが、リノベーションの費用感が想像と違っていたというものです。

言葉のイメージだけが先行し、内装を新しくする程度の金額を想定されている方は少なくありません。実際には壁や床を解体し、配管や配線まで手を入れる工事です。数百万円単位の予算が必要になります。

この認識のずれは、物件を決めたあとに気づくと修正が大変になります。物件価格の上限を先に決めてしまうと、工事費の余地が残らないためです。

物件を探し始める前に、工事費を含めた総額で予算を考えておく。これが遠回りに見えて確実な進め方だと考えています。

場面②「そのまま住めそう」と「住み続けられる」は別のこと

もうひとつ多いのが、内見して「頑張ればこのまま住めそう」と感じるケースです。

たしかに、掃除をすれば住める状態の物件はあります。ただ、考えておきたいのは数年先のことです。

築年数が経った物件では、給湯器や浴室、キッチンといった水回りの設備が耐用年数に近づいていることがあります。入居後に不具合が出ると、住みながらの工事になります。

住みながらの工事には、次のような負担があります。

場面 影響
浴室の工事中 数日〜1週間ほど自宅で入浴できない
キッチンの工事中 調理ができず、食事の準備に工夫が必要
工事全般 家具の移動や在宅対応が必要になる

くらココ。では、少なくとも水回りだけは入居前に手を入れることをおすすめしています。荷物を運び込む前なら工事がしやすく、暮らしへの影響も抑えられます。

「全部やるか、何もしないか」ではなく、優先順位をつけて考える。この視点を持つと、予算の組み立てがしやすくなります。

場面③見積書は「言葉」ではなく「範囲」を見る

他社でお取りになった見積もりを持って、ご相談に来られる方もいらっしゃいます。そうした場面で感じるのは、見積書の書き方は会社によってかなり違うということです。

同じ「リノベーション」という言葉でも、含まれる工事の範囲は同じとは限りません。金額に差があるとき、単純な高い安いではなく、前提が違っているケースもあります。

見積書を確認するときは、次の3点を見ておくと違いがわかりやすくなります。

  1. 工事範囲
    「一式」とまとめられている項目は、内訳を確認しておきましょう。解体費や廃材処分費が含まれているかどうかで、後の金額が変わることがあります。
  2. 仕様のグレード
    キッチンや浴室は、メーカーと品番まで記載されているかを確認します。同じ「システムキッチン」でも、価格帯には幅があります。
  3. 諸経費の扱い
    現場管理費や運搬費が、工事費に含まれているか別立てかを確認します。

わからない項目は、遠慮なく質問して構いません。説明を求めたときの答え方も、会社を選ぶ判断材料になります。

物件とリノベーションをまとめて考えられると、判断がしやすくなります

ここまでお伝えした3つの場面には、共通点があります。物件と工事を別々に考えることで起きているという点です。

くらココ。では、物件探しからリノベーションまでを一括してお手伝いしています。そのため、内見の場でリノベーションのご提案ができます。

「この壁は抜けそうです」「ここにカウンターを設けると動線が変わります」といったお話を、実際の部屋を見ながら進められます。物件を見た印象と、工事後の姿を切り離さずに考えられるという点が、一括で対応する意味だと考えています。

ご希望に応じて、完成イメージのパース(図面をもとにした立体的な完成予想図)をご用意することも可能です。図面だけではつかみにくい広がりや明るさを、購入前に確認していただけます。

資金面でも、物件価格と工事費を合わせて住宅ローンに組み込めます。はじめから総額で考えられると、資金計画にも見通しが立てやすくなります。

中古マンションで検討する場合に知っておきたいこと

マンションでの工事には、戸建てとは違う前提があります。ここでは押さえておきたい点を簡単にまとめます。

工事できる範囲には制限がある

マンションには、自分の判断で工事できる部分とできない部分があります。

部屋の内側(専有部分)は工事の対象になりますが、外壁や廊下、玄関ドアの外側などは共用部分にあたります。窓のサッシも共用部分として扱われることが多いです。

また、建物の構造によっても自由度が変わります。柱と梁で建物を支える構造では間取りを変えやすい一方、壁で支える構造では撤去できない壁があります。管理規約で床材の種類が指定されているケースもあります。

「リノベーションしたい」と思っても、物件によってできることが変わるという点は知っておきましょう。

建物の管理状態も確認しておきたい

物件を選ぶときは、部屋の中だけでなく建物全体の管理状態も見ておきたいところです。

確認したい主な項目は次のとおりです。

  • 修繕積立金の積立状況と、長期修繕計画の内容
  • 過去の大規模修繕の実施履歴
  • 管理組合の運営状況
  • 共用部分の清掃や設備の維持状態

積立金が不足している場合、将来的に値上げや一時金の徴収が検討されることがあります。部屋をきれいに工事しても、建物全体の維持に不安が残れば安心して住み続けられません。

くらココ。では、気になる物件について管理面の状況もお調べしてお伝えしています。これらの資料は個人では入手しにくいものが多いため、物件選びの段階でご相談ください。

なお、修繕積立金の相場については中古マンションの管理費・修繕積立金の相場はいくら?で詳しく解説しています。

工事内容によって使える制度が変わる

住まいの工事には、税制上の優遇や補助の対象になるものがあります。

対象になるかどうかは、工事の規模や内容によって変わります。断熱性能を高める工事や耐震補強など、性能の向上に関わるものが対象になりやすい傾向があります。

条件や申請方法は制度ごとに異なり、年度によって内容が変わることもあります。検討している工事が対象になるかどうかは、計画の早い段階で確認しておくと安心です。

物件購入とセットで考えると総額の見え方が変わる

中古物件を購入して工事する場合、必要な費用は3つに分かれます。

費用の種類 内容
物件価格 中古マンションの購入費用
工事費 リフォーム・リノベーションの費用
諸費用 仲介手数料、登記費用、ローン関連費用など

諸費用は、物件価格の7〜10%程度が目安とされています。物件価格だけで予算を考えると、あとから資金が足りなくなることがあります。

名古屋での総額の目安については、名古屋で中古マンションを買ってリノベーションするといくらかかる?で詳しく解説しています。

リフォームとリノベーションの違いに関するよくある質問

最後に、よくいただく質問をまとめました。

リフォームとリノベーションで費用はどれくらい変わりますか?

工事の範囲によって変わりますが、目安には幅があります。

設備の交換や内装の張り替えといった部分的な工事であれば、数十万円から数百万円程度です。間取りの変更や配管の更新を含む全面的な工事になると、専有面積60〜80㎡で800万〜1,300万円程度が目安とされています。

同じ工事内容でも、選ぶ設備のグレードによって金額は変わります。まずは優先したい部分を決めておくと、予算の組み立てがしやすくなります。

工事期間はそれぞれどのくらいかかりますか?

部分的な工事であれば、数日から1か月程度で完了することが多いです。トイレや洗面台の交換なら1〜2日、キッチンや浴室でも1週間程度が目安になります。

全面的な工事では、2〜3か月ほどかかるのが一般的です。この間は別の住まいが必要になるため、仮住まいの費用も見込んでおきましょう。

なお、中古物件を購入して入居前に工事する場合は、仮住まいの心配は少なくなります。工事の順序も含めてご相談いただけます。

賃貸物件でもリノベーションはできますか?

賃貸物件は、原則として入居者が自由に工事することはできません。建物は貸主の所有物であり、退去時には原状回復が求められるためです。

ただし、貸主の許可を得たうえで工事ができる「DIY可能物件」も一部にあります。条件は物件ごとに異なるため、契約前の確認が必要です。

自分の希望に合わせて住まいをつくり替えたい場合は、購入を検討することになります。

どちらにすべきか決まっていない段階でも相談できますか?

問題ありません。むしろ、決める前の段階でご相談いただくほうが選択肢は広がります。

物件を購入したあとでは、予算の配分や工事の範囲を変えにくくなります。「どちらが合うかわからない」という状態からご一緒に整理していくことが、実際には多いです。ご希望の暮らし方を伺いながら、予算と工事範囲を一緒に整理していきます。

初めてでも進められますか?何から始めればいいですか?

初めての方がほとんどですので、心配はいりません。

まずは希望する暮らし方と、無理のない予算の上限を整理するところから始めます。そのうえで、物件の条件と工事の範囲を調整していく流れです。

工事のイメージがつかみにくい場合は、施工事例をご覧いただくのもひとつの方法です。実際の写真を見ることで、希望が具体的になっていくことがあります。

まとめ|リフォームとリノベーションの違いを整理して、目的に合う選択を

ここまでの内容を振り返ります。

言葉の定義について

  • リフォームとリノベーションに、法律上の明確な定義はありません
  • 業界団体や国土交通省による整理はありますが、法的な線引きではないため、同じ工事でも会社によって呼び方が変わることがあります

5つの違い

比較項目 リフォーム リノベーション
目的 不具合の解消・原状回復 暮らしに合わせた再設計
工事範囲 部分的 全体的
費用の目安 数十万〜数百万円 数百万〜1,000万円超
工事期間 数日〜1か月程度 2〜3か月程度
設計の自由度 低い 高い

選び方の3つの基準

  • 今の間取り・動線に不満があるか
  • 目的は困りごとの解消か、暮らしの見直しか
  • 住みながら工事したいか、仮住まいが可能か

検討を進めるうえで押さえておきたいこと

  • 費用は工事内容によって段階的に変わり、間取り変更や配管工事の有無が分かれ目になります
  • 依頼するときは、使われている言葉ではなく工事の範囲を具体的に確認することが大切です
  • 中古マンションでは、建物の構造や管理規約によって工事できる範囲が変わります
  • 入居後に水回りが不具合を起こすと住みながらの工事になるため、優先順位をつけて考えておくと安心です

言葉の違いそのものより、自分がどんな暮らしをしたいのかが出発点になります。そこが定まると、必要な工事の範囲も見えてきます。

名古屋の中古マンションリノベーションならくらココ。にご相談ください

リフォームとリノベーションのどちらを選ぶかは、物件の状態と暮らしの希望によって変わります。物件探しと工事を一緒に考えられると、判断の材料がそろいやすくなります。

くらココ。には、次のような特徴があります。

  • 名古屋特化10年・累計10,000組以上のご相談実績
  • 名古屋エリア最大級、約7,000件の物件情報(会員限定・店舗限定の非公開物件を含みます)
  • 中古マンション探しからリノベーションまでワンストップ対応(内見の場でリノベーションのご提案ができます)
  • 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナーなどの有資格者が在籍(資金計画から管理面の確認までご相談いただけます)

物件価格と工事費を合わせた資金計画のご相談や、完成イメージのパース作成にも対応しています。気になる物件の管理状態についてもお調べしてお伝えします。

「リフォームとリノベーション、どちらが自分に合うのかまだ決まっていない」という段階でも問題ありません。ご希望を伺いながら一緒に整理していきますので、お気軽にご相談ください。

 

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執筆者紹介

くらココ。編集部

名古屋エリア特化の中古マンション×リノベーション専門チーム。
約10年で累計1万組以上の相談実績を持ちます。宅建士やFP、リフォーム提案士などのプロが結集し、物件探しから資金計画、設計、購入後のアフターフォローまで一貫サポート。あなたの理想のマンションライフを実現します。


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