
本記事では、名古屋で中古マンションの売却を検討しているオーナーが、費用・税金の全体像を正しく把握できるよう情報をまとめています。
名古屋市内の中古マンションは、仲介手数料だけで70万円前後、税金や諸費用を含めると100万円を超えるケースも珍しくありません。売却後に「思ったより手元に残らなかった」とならないよう、事前の把握がとても大切です。
この記事の要約
- 中古マンション売却時にかかる費用の種類と目安金額
- 譲渡所得税・3,000万円特別控除など税金の基礎知識
- 名古屋エリアで売却費用を抑えるための実践的なポイント
売却後の住み替え先は、くらココ。の物件検索ページからあわせてご覧ください。
くらココ。編集部 宅地建物取引士・FP・マンションリノベーションアドバイザーなど有資格者チームが執筆。名古屋特化10年・累計10,000組以上の相談実績をもとに、売却の一歩を安心して踏み出せるよう、この記事がお役に立てれば幸いです。
目次
名古屋の中古マンション売却、意外と知らない「費用の全体像」

マンションを売ったお金がそのまま手元に入る、と思っている方は意外と多いものです。でも実際には、売却価格から各種費用が差し引かれるため、手取り額は想定より少なくなることがほとんどです。名古屋エリアで売却を進める前に、まず「どんな費用が発生するのか」を大まかに把握しておきましょう。
売却にかかる費用は大きく3種類
中古マンションの売却時にかかる費用は、大きく以下の3つに分けられます。
- ① 取引にかかる費用 不動産会社への仲介手数料や、契約書に貼る印紙税など、売買取引そのものに伴う費用です。
- ② 手続きにかかる費用 住宅ローンが残っている場合の抵当権抹消登記費用や、司法書士への報酬など、手続き上で発生する費用です。
- ③ 売却に向けた準備費用 物件をよりよい状態で売るためのハウスクリーニングや、軽微な修繕にかかる費用です。引越し費用もこちらに含まれます。
この3種類を頭に入れておくだけで、売却後の資金計画がぐっと立てやすくなります。
費用の合計は売却価格の約4〜7%が目安
売却にかかる費用の合計は、一般的に売却価格の約4〜7%が目安とされています。たとえば売却価格が2,500万円であれば、100万〜175万円程度が費用として発生する計算です。
名古屋市内の中古マンションの平均的な売却価格帯を考えると、決して小さくない金額です。「手元にいくら残るか」を正確に把握するためにも、費用の内訳をひとつひとつ確認していきましょう。

名古屋で中古マンションを売るときにかかる仲介手数料とは

売却費用のなかで最も金額が大きくなりやすいのが、不動産会社に支払う仲介手数料です。「思ったより高かった」と感じる方も多い費用なので、計算のしくみをあらかじめ理解しておくと安心です。
仲介手数料の計算方法と上限額
仲介手数料は、宅地建物取引業法によって上限額が定められています。売却価格に応じた速算式は以下のとおりです。
| 売却価格 | 上限額の計算式 |
|---|---|
| 200万円以下の部分 | 売却価格 × 5% + 消費税 |
| 200万円超〜400万円以下の部分 | 売却価格 × 4% + 消費税 |
| 400万円超の部分 | 売却価格 × 3% + 消費税 |
実務では400万円超の物件に対して「売却価格 × 3% + 6万円 + 消費税」という速算式がよく使われます。たとえば売却価格が2,500万円の場合、仲介手数料の上限は約81万円(税込)となります。
名古屋エリアの相場感と注意点
名古屋市内の中古マンションは2,000万〜3,000万円台で売却されるケースが多く、仲介手数料は70万〜100万円前後になることが一般的です。
注意したいのは、仲介手数料は「上限額」であって、必ずしも値引き交渉ができないわけではないという点です。ただし、手数料を下げた分だけ不動産会社の販売活動への注力度が下がるケースもあるため、単純に安さだけで判断しないことが大切です。信頼できる会社かどうかを見極めながら、費用とサービスのバランスで選ぶようにしましょう。
売却時に必ず発生する諸費用・手続き費用一覧

仲介手数料以外にも、売却時にはさまざまな費用が発生します。それぞれ金額は大きくないものの、積み重なると無視できない出費になります。あらかじめ一通り把握しておきましょう。
登記費用(抵当権抹消・司法書士費用)
住宅ローンが残っている場合、売却時にローンを完済して抵当権を抹消する登記手続きが必要です。登記費用自体は不動産1件につき1,000円程度ですが、手続きを依頼する司法書士への報酬が1万〜2万円程度かかるのが一般的です。
また、所有権移転登記に関する費用は基本的に買主負担となりますが、売主側でも書類準備などで司法書士を利用するケースがあります。売却前にローン残高と合わせて確認しておくと安心です。
印紙税
売買契約書には、契約金額に応じた印紙税がかかります。売却価格が1,000万円超〜5,000万円以下の場合は1万円、5,000万円超〜1億円以下の場合は3万円が目安です(軽減税率適用時)。金額としては小さいですが、契約当日に準備が必要なので忘れずに用意しておきましょう。
ハウスクリーニング・修繕費用
物件をよりよい状態で売却するために、ハウスクリーニングを入れるケースは多いです。費用の目安はマンション1室あたり3万〜10万円程度で、広さや汚れ具合によって変わります。
壁や床の傷など軽微な修繕を行う場合は、別途修繕費用がかかることもあります。ただし、大規模なリフォームは必ずしも売却価格に反映されるわけではないため、どこまで手を入れるかは不動産会社に相談しながら判断するのがおすすめです。
引越し費用・その他雑費
売却に伴う引越し費用は、時期や荷物量によって大きく変わりますが、名古屋市内での近距離引越しでも5万〜15万円程度が目安です。繁忙期(3〜4月)は料金が上がりやすいため、売却スケジュールと合わせて早めに手配しておくと費用を抑えやすくなります。
そのほか、マンションの管理費・修繕積立金の精算や、各種書類の取得費用なども細かく発生します。合計すると数千円〜数万円になることもあるので、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
中古マンション売却でかかる税金をわかりやすく解説

売却費用のなかで、最も見落とされやすいのが税金です。仲介手数料や諸費用と違い、売却益が出て初めて発生するものなので、「自分には関係ない」と思いがちですが、長年住んでいた物件が値上がりしているケースも多い名古屋エリアでは、しっかり把握しておく必要があります。
譲渡所得税とは?計算のしくみ
中古マンションを売却して利益が出た場合、その利益(譲渡所得)に対して税金がかかります。これを譲渡所得税といいます。
譲渡所得は以下の式で計算します。
譲渡所得 = 売却価格 -(取得費 + 譲渡費用)
取得費とは、物件を購入したときの価格や購入時の諸費用のことです。譲渡費用は今回の売却にかかった仲介手数料などが該当します。購入時の契約書が見当たらない場合は、売却価格の5%を取得費とみなす概算取得費を使うことになりますが、その分税負担が重くなるケースもあるため、書類はできる限り保管しておきましょう。

所有期間によって変わる税率(短期・長期)
譲渡所得税の税率は、売却した年の1月1日時点での所有期間によって異なります。
| 所有期間 | 区分 | 税率(所得税+住民税) |
|---|---|---|
| 5年以下 | 短期譲渡所得 | 約39.63% |
| 5年超 | 長期譲渡所得 | 約20.315% |
所有期間が5年を超えるかどうかで税率がほぼ半分になるため、売却のタイミングは慎重に検討することが大切です。「もう少し待てば長期になる」という場合は、売却時期を調整するだけで税負担を大きく減らせることもあります。
住民税への影響も忘れずに
譲渡所得が発生した場合、所得税だけでなく住民税にも影響します。譲渡所得は給与所得などとは分離して課税されますが、住民税の計算に加算されるため、売却翌年の住民税が増えるケースがあります。
売却後の年度に住民税の請求が増えて驚く方も少なくないので、売却益が出た場合は翌年の支出もあらかじめ見込んでおくと安心です。確定申告の時期に税理士や専門家に相談しておくのもひとつの方法です。
知らないと損する!売却時に使える税金の控除・特例

前のセクションで譲渡所得税の税率を見て、「思ったより高い…」と感じた方もいるかもしれません。でも安心してください。マイホームの売却には、税負担を大きく減らせる控除・特例が用意されています。条件を満たしているかどうか、ぜひ確認してみてください。
3,000万円特別控除の条件と活用法
マイホームを売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例があります。これが「3,000万円特別控除」です。
たとえば売却益が2,500万円だった場合、この特例を使えば譲渡所得がゼロになり、譲渡所得税も発生しません。多くの方にとって最も効果的な節税手段といえます。
主な適用条件は以下のとおりです。
- 売却する物件が自分の住まい(マイホーム)であること
- 売却した年の前年・前々年にこの特例を使っていないこと
- 売主と買主が親子・夫婦など特別な関係でないこと
以前に住んでいた物件でも、住まなくなった日から3年を経過する日が属する年の12月31日までに売却すれば適用できます。売却のタイミングを検討する際は、この期限も意識しておきましょう。
買い替え特例・損益通算とは
買い替え特例とは、マイホームを売却して新たに住み替える場合に、売却益への課税を将来に繰り延べられる制度です。今すぐ税金を払わなくて済む反面、将来売却したときにまとめて課税されるため、長期的な資金計画を立てたうえで活用を判断しましょう。
一方、売却損が出た場合に使えるのが損益通算です。売却で損失が出た場合、その損失を給与所得など他の所得と合算して税負担を軽減できる場合があります。住み替えを伴う場合はさらに繰越控除も活用できるケースがあるため、損失が出そうな方も諦めずに確認してみてください。
確定申告は必須?申告の流れ
3,000万円特別控除などの特例を受けるためには、確定申告が必須です。特例を使えば税額がゼロになる場合でも、申告をしなければ適用されないため注意が必要です。
申告のタイミングは、売却した翌年の2月16日〜3月15日の間です。必要書類は売買契約書・登記事項証明書・取得費がわかる書類などが中心になります。書類の準備に時間がかかることもあるため、売却後は早めに準備を始めておくと安心です。税務署への相談窓口や、税理士への依頼も積極的に活用しましょう。
名古屋の中古マンション売却費用を少しでも抑えるコツ

費用や税金の全体像がわかってきたところで、次は「どうすれば費用を抑えられるか」という実践的なポイントをご紹介します。大きく節約できるわけではないケースもありますが、知っているかどうかで数万〜数十万円の差が出ることもあります。
売却時期の選び方で費用が変わる?
売却価格そのものに影響する話になりますが、不動産市場には動きやすい時期とそうでない時期があります。名古屋エリアでは、転勤・進学に伴う住み替え需要が高まる2〜3月や9〜10月は買い手が増えやすく、売却価格が有利になりやすい傾向があります。
また、前のセクションでも触れたとおり、所有期間が5年を超えると譲渡所得税の税率が約半分になります。「あと数ヶ月で5年超になる」という場合は、売却時期を少し遅らせるだけで税負担を大幅に抑えられることもあります。売却を急いでいない場合は、時期の調整も選択肢のひとつです。
リノベーション済みは売却に有利か
「売却前にリノベーションすれば高く売れるのでは?」と考える方もいますが、必ずしもそうとは限りません。リノベーション費用が売却価格の上昇分を上回ってしまうケースも多く、結果的に手残りが減ってしまうこともあります。
一方で、水回りの交換や壁紙の張り替えなど、比較的低コストで印象が大きく変わる部分への投資は効果的なケースもあります。どこまで手を入れるべきかは物件の状態や市場環境によって異なるため、売却前に不動産会社へ相談しながら判断するのがおすすめです。
複数社への査定依頼で比較検討を
売却費用を抑えるうえで、最も手軽で効果的なのが複数社への査定依頼です。査定価格は会社によって異なることが多く、1社だけに絞ってしまうと適正価格を見極めにくくなります。
ただし、査定価格が高いからといってその会社が必ずしもベストとは限りません。販売実績や担当者の対応、名古屋エリアへの知見なども含めて総合的に判断することが大切です。売却後の住み替えまで一貫してサポートしてもらえる会社を選ぶと、トータルでの費用や手間を抑えやすくなります。
名古屋でマンションを売却する際によくある質問(FAQ)
Q. 売却益がなければ確定申告は不要ですか?
売却益(譲渡所得)がない場合、基本的に確定申告は不要です。ただし、売却損が出た場合でも損益通算や繰越控除を活用したい場合は申告が必要になります。また、3,000万円特別控除を適用する場合は、税額がゼロになるケースでも申告が必須です。「自分は不要かも」と判断する前に、一度税理士や専門家に確認することをおすすめします。
Q. 3,000万円特別控除と買い替え特例は併用できますか?
原則として、3,000万円特別控除と買い替え特例の併用はできません。どちらの特例が有利かは、売却価格・取得費・購入する物件の価格などによって異なります。どちらを選ぶべきか迷った場合は、税理士への相談が確実です。
Q. 売却にかかる期間はどのくらいですか?
一般的に、売り出しから引き渡しまで3〜6ヶ月程度が目安です。名古屋エリアでは人気の区や築年数によって売れるスピードが異なります。住み替えのスケジュールと合わせて、早めに動き出すのがおすすめです。
まとめ|名古屋で中古マンションの売却・住み替えをお考えなら、くらココ。にご相談ください

ここまで、売却にかかる費用・税金の全体像から、節税の特例、費用を抑えるコツまでをご紹介してきました。売却は「物件を売る」だけでなく、その後の住み替えや資金計画まで含めて考えることが、満足のいく結果につながります。
- 累計10,000組以上の相談実績。名古屋特化だから地域に詳しい
くらココ。は、名古屋エリアに特化して10年以上、累計10,000組以上の住まい相談に携わってきた中古マンション×リノベーション専門店です。宅地建物取引士・FP・マンションリノベーションアドバイザーなど有資格者スタッフが、費用・税金・資金計画まで含めたトータルなご相談に対応しています。 - 売却後の住み替え先も、約7,000件の物件からご提案
名古屋市内16区をカバーする約7,000件の中古マンション情報をご用意しています。会員登録いただくと、一般公開されていない限定物件もご覧いただけます。売却と住み替えを同時に進めたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。 - リノベーションと組み合わせた住み替えプランも対応可能
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